クラシックタビー
横から見ると、渦巻のように見える模様。
ボディの両側に濃い色の渦巻き模様(ターゲットマーク)があり、前頭部にはM字マーク、目尻から頬にかけて明確なライン(クレオパトラライン)があります。後頭部から背、尾にかけて3本のライン(スパイラルライン)が走っており、両肩には蝶が羽を広げたようなマーク(バタフライマーク)、首や前胸部には数本の縞(ネックレス)、四肢に縞模様(ブレスレット)、尾には明確な縞(リング)があります。
血統書の毛色表記では、「クラシック」を省略して「○○タビー」と表記されることが多いです。
マッカレルタビー
マッカレルとは、魚の「サバ」のことです。
ボディの両側に幅2〜3センチの濃い縞模様があり、この縞模様ははっきりとしているほど良いとされています。前頭部にはM字マーク、目尻から頬にかけて明確なライン(クレオパトラライン)があります。後頭部から背、尾にかけて1本のライン(スパイラルライン)が走っており、首や前胸部には数本の縞(ネックレス)、四肢に縞模様(ブレスレット)、尾には明確な縞(リング)があります。
スポッテッドタビー
全身に斑点状の模様があり、丸く均等に分布しているものが良いとされています。前頭部にはM字マーク、目尻から頬にかけて明確なライン(クレオパトラライン)があります。後頭部から背、尾にかけていくつかに途切れたライン(スパイラルライン)が走っており、首や前胸部には数本の縞(ネックレス)、四肢に縞模様(ブレスレット)、尾にはバンドがあります。
ベンガルの模様もこのスポッテッドタビーに分類されますが、点やドーナツ状などのバリエーションがあります。
ティックドタビー
全身がティッキングされたカラーです。ティッキングとは、1本の毛において、根本から毛先までの間で細かく色分けされている状態です。
ボディは霜降り状で、頭部などに縞模様があります。
アグーチ(アグーティ)タビーと呼ばれることもあります。
これらの縞模様の毛色は、1本の毛を見ると、根本から毛先までいくつかに色分けされています。ここに関係しているのが、アグーチ遺伝子です。
このアグーチ遺伝子の法則をまとめたのが、次の表です。
親猫の両方または片方が縞模様の猫だった場合は、縞模様の猫も生まれるし、縞模様でない猫も生まれます。
両親ともに縞模様でない猫だった場合は、縞模様でない猫しか生まれません。
縞模様でない猫でも、子猫のうちは尾などに薄っすら縞模様が見えることがあります。成長してゆくと見えなく縞模様で、ゴーストタビーと言います。